最終回の結末を匂わせる描写をまとめてみた

漫画『ベルセルク』の
最終回の結末について、
原作者である
三浦建太郎先生が生前残された
「ハッピーエンドになる」
という言葉を頼りに、
作中に散りばめられた
重要な伏線や描写から、
どのような結末を迎えるのかを
5つのポイントに絞って
徹底考察している動画です。

1. 髑髏の騎士の問いかけ:
「戦うか、救うか」の決着

単行本18巻にて、
髑髏の騎士から
「復讐のために戦うか、
愛する者を救う(守る)か、
想い人は一つに絞ることだ」

ガッツは二者択一を迫られ、
長年その葛藤に苦しんできました。

最終回への繋がり

しかし物語の終盤、
キャスカがグリフィスによって
連れ去られたことで、
ガッツにとっては
「グリフィスを倒すこと=キャスカを取り戻し、守ること」
という
一つの目的に統合されました。

どちらかを諦める必要がなくなった
この状況こそ、
復讐と奪還を同時に果たす
王道のハッピーエンドへの
申し分のない
お膳立てであると考察されています。

2. 「夢の回廊」のヒビ:
ドラゴンころしの特攻性

単行本40巻で、
キャスカの記憶を取り戻すために
シールケたちが
精神世界(夢の回廊)に入った際、
ガッツとグリフィスが戦うビジョンの中で、
グリフィスの目元に
「ピキッ」
とヒビが入る描写がありました。

最終回への繋がり

これまで現世において
神の如き力で
ガッツの攻撃を
完全に受け流していたグリフィスですが、
このヒビは
「ガッツの攻撃(ドラゴンころし)がダメージを与えうる」
という強力な伏線です。

数多の魔を斬ることで
幽界の存在を
直接傷つけられる魔剣へと進化した
ドラゴンころしが、
最終決戦で
グリフィスを討つ決定打になることが
示唆されています。

3. 人間たちの反逆:
リッケルトと「ラバン将軍の不穏な沈黙」

グリフィスを打倒するための協力者として、
すでにグリフィスと決別して
暗殺者集団
「バーキラカ」の里へ向かった
リッケルトたちが
最終決戦の大きな戦力になることが予想されます。

最終回への繋がり

さらに、
単行本33巻にて
シラットが
「人知を超えた怪物(グリフィス)に世界を委ねて良いのか」
と投げかけた際、
現在グリフィス軍の重鎮である
ラバン将軍が
言葉を詰まらせる意味深な描写があります。

これがグリフィスへの
潜在的な疑念の演出であるならば、
最終決戦において
ファルコニアの人間兵たちが
グリフィスを裏切り、
ガッツたちの側に加勢するという熱い展開
(運命に抗う人間の意志の集結)
が起こり得ると考察されています。

4. 魔女フローラの言葉:
「今回は違う結果になる」という円環の脱却

かつて千年前、
髑髏の騎士(覇王ガイゼリック)は
「狂戦士の甲冑」を纏い、
魔女フローラの支えを得て
ボイドたちに
復讐を挑んだものの失敗し、
人間ではない
冥府の亡者となってしまいました。

最終回への繋がり

しかし、フローラは劇中で
「因果は円環ではなく、
螺旋(らせん)である。
同じ場所をなぞるようでも、
少しずつ違う結果に繋がっている」
という意味深なセリフを残しています。

これは、
先代(髑髏の騎士)の復讐劇は
バッドエンドだったが、
今回のガッツとシールケの代では、
甲冑の暴走(獣の闇)に
魂を呑まれることなく、
見事にグリフィスを倒して
過去の悲劇の円環を断ち切る
ハッピーエンドを迎えるという
大いなる希望の伏線であると結論づけています。

5. 負の可能性(バッドエンドの匂わせ):
内なる獣の囁きとベヘリット

ガッツの内面に潜む
「復讐心の象徴」
(狂戦士の犬の獣)は、
劇中で
「大切にするがいい、
さらに失う(生贄にする)ために」
「牙で光の鷹を噛み砕くために、
全てを絶望の糧にしろ」

不穏な言葉を常に囁き続けています。

最終回への繋がり

もしガッツが
この憎悪に完全に呑まれてしまった場合、
あるいはガッツが
長年旅の途中で持ち歩いている
「ベヘリット」(使徒化の卵)
を最悪の絶望の瞬間に
発動させてしまった場合、
かつてのグリフィスと同じように
「今の仲間たちを犠牲にして怪物へ転生する」
という
最悪のバッドエンドの可能性も
描写の上では用意されています。

※ただし、
ガッツが使徒になっては
グリフィスを倒す意味がないため、
ベヘリットは使徒化ではなく、
別の形で因果律を狂わせる
重要な装置(伏線)として
利用される可能性が高いと補足されています。

動画のまとめとして、
ベルセルクの物語は
ただの残酷な復讐劇で終わるのではなく、
三浦先生の遺志を継いだ
親友の森恒二先生や
スタジオ我画のスタッフの手によって、
ガッツが人間としての幸せを取り戻し、
不条理な神に打ち勝つ
真のハッピーエンドへ向かって紡がれている、
と強く期待を寄せて締めくくられています。

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