本作最強の謎人物である「スラン」の正体を示す意味深な伏線

漫画『ベルセルク』に登場する
ゴッドハンドの紅一点
「スラン」の作中での動向や、
主人公ガッツへの異常な執着、
そして彼女の「生前の正体」について
意味深な伏線から
徹底考察している動画です。

1. 作中での主な登場シーンと「魔」の解説役

スランは作中で
計4回(3巻、12巻、18巻、26巻)
登場しています。

3巻(初登場)

瀕死の伯爵が召喚した際に登場。

紅魔の儀における
「一番強い欲求のみが叶えられる」
というルールや、
「生贄とは自分の心・自身の一部とも言える
大切なものでなければならない」
という定義を語り、
読者やガッツに
世界の仕組みを提示する役割を果たしました。

12巻(蝕)

グリフィスの転生儀式の際、
地面から巨大な姿で現れ、
ガッツたちが生贄(供物)であることや
「覇王の卵」の存在を告げます。

2. 人間の「エゴ(愛憎)」を最も好む歪んだ母性

グリフィス(フェムト)が
ガッツの目の前で
キャスカを凌辱する凄惨なシーンにおいて、
スランは
「愛憎、苦痛、快楽、生死のすべてがあそこにある。
これこそ人間、これこそ魔」
と歓喜の涙を流しました。

他のゴッドハンドとは異なり、
スランは人間を単に見下すのではなく、
人間が持つ強烈なエゴや混沌とした感情
(正の感情も負の感情も入り混じったあり様)
を深く愛し、
好んでいることが描写されています。

3. 主人公ガッツへの特別な執着

26巻では、
現世と幽界が重なり合う
自身の領域「クリフォト」にて、
トロールの臓物を依代(よりしろ)にして
現世に顕現します。

執着の理由

ガッツはスランが涙を流すほど感動した
「蝕」の当事者であり、
作中でも一二を争うほどの凄まじい
「憎悪・怒り・苦痛」
という負の感情の塊であるため、
スランにとって
これ以上ないほど魅力的な存在
(お気に入り)となっています。

3巻の時点でガッツの闘走心を絶賛し
「あの坊やが一族(使徒)になったなら素敵でしょうね」
と期待を寄せ、
26巻でガッツを追い詰めた際にも
「あなたも捧げてみる?
彼(グリフィス)のように」と、
執拗にガッツを使徒の道へと誘惑・勧誘しています。

4. 外見と異名から紐解く「生前の正体」

ゴッドハンドのビジュアルには
人間時代の要素や願いが
具現化されるという法則から、
スランの正体を以下のように考察しています。

高貴な身分

彼女が唯一身につけている
「コルセット」は、
本作の世界
(大貴族の令嬢ファルネーゼなど)において
身分の高い女性しか着用しないものです。

王族の血筋(お姫様説)

26巻で髑髏の騎士が彼女を
「胎海(はらわだ)の娼姫(しょうき)」
と呼んでいますが、
「娼」が彼女の淫らな性質を指すのに対し、
「姫」は文字通り転生前の身分
(どこかの国の王女・お姫様だったこと)
を示していると推察されます。

転生に至ったストーリー(仮説)

高貴なお姫様として生まれ、
常に正しくあるよう
不純な欲求や感情を
強く抑制されて育った彼女が、
ある時、
国が滅ぼされ貶められるという
壮絶な絶望を経験。

その際、
これまで抑え込まれていた
ドス黒い本当の欲望や
周囲への復讐心が爆発し、
覇王の卵(ベヘリット)を解放して
ゴッドハンドに堕ちたのではないか、
という悲劇的なシナリオが立てられています。

動画のまとめとして、
スランは作中で
背景が詳しく語られていないものの、
その禍々しくも妖艶なデザインや
ガッツへの絡み方の裏には、
人間時代に受けた抑圧と反動、
そして「人間のカオスな感情への愛」という
緻密なキャラクター設定が
隠されていると解説されています。

 

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